年に一回ある国立感染症研究所(戸山庁舎)の一般公開が今日だったのを聖路加の堀先生のツイートで知ったので行ってきた。(家から近くにあるのは知っていた)
感染症研究所の一般公開を知ってから6年くらい経っていて一度行ってみたいと思っていたけどタイミングが合わなかった。
twitterでこの写真見て「行かねば!」と思うあたり、「えっ?キモッ」と思われてしまうかも…。
アニー .:*・'(*゚▽゚*)’・*: 痛いけど(未経験) “@yu_kubo: アニーちゃんと回虫ちゃん #感染研一般公開 pic.twitter.com/V5mNwrsudc”
— 堀 成美 (@narumita) 2014, 10月 4
アニーって何かと思ったら、アニサキスという魚に居る寄生虫のことらしい。感染研の説明員の方の話では、魚に居るときは丸まって動かないけど、展示では生理食塩水に浸して居心地の良い環境にしてあげると良く動く。
研究所の公開だけれども、扱っている物が危険な物なので、セキュリティが結構頑丈。
独立行政法人 国立健康・栄養研究所の看板ははがれ落ちているけど、現役の施設みたいです。
最初に「手洗い実験」のコーナーがあって、「スペクトロプロ」というUVランプで光るハンドクリームのようなものを手に塗った後に、お手洗いへ行って液体石けんなどを使って、手洗いをしてどのくらいクリームが残っているかをUVランプで確認する実験。
手洗い実験なので、念入りに洗ったつもりでも蛍光クリームが残っていて、専用のハンドソープでないと落ちなかった。指先の爪の部分は無理だった。
空気中をただよっている粒子を計測する機械で安全キャビネット内をただよう物質はオールゼロ。
化学の実験で使うドラフトチェンバーは室内が陰圧になっているけど、安全キャビネットはHEPAフィルタでゆっくり吹き出る空気をきれいにしているとのこと。
空気が出ている様子をドライアイスで見せてくれた。
ワクチンと血液製剤
インフルエンザワクチンの充填された注射器が流通しているらしい。
ワクチンや血液製剤に貼ってある、国立感染症研究所の封印のテープは廃止の方向で現在移行期間中。
検定合格はwebから確認できる→国家検定情報
サナダムシの正式名称は日本海裂頭条虫(にほんかいれっとうじょうちゅう)というらしく、長いものは10mにもなるそうで、宿主と思われる女性と一緒に写っている写真が展示されていた。(インパクト大)
生食のサケなどからうつるみたいで、冷凍サーモンなどは大丈夫らしい。
動いている寄生虫を動画に撮ったのでYoutubeにUP苦手な方は再生しない方が良い。
他にもマイクロピペットや実験道具など多数展示されていたり、サイエンストーク、講演会、ラボ見学ツアーなど色々と面白い企画をやっていた。たぶん5回くらいは行かないと満足できないくらい色々なものがあった。
子供から大人まで楽しめる。一人で行っても楽しい。