月別アーカイブ: 2015年12月

C89 2015年冬コミで回ったところ(2015年最後のまとめなど)


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初めてコミケに行くのならば「冬コミが良い」と聞いていたので、久しぶりにしっかりと「冬コミに行くぞ!」と思っていた。しかし1日目から「行く行く詐欺」をしていて、理由を付けて家に引きこもって寝ていたり。

30日に1日早い年越しそばを食べに行ったときに友人から「2015年の目標はコミケに行くことだね」と言われてしまい、一番混むという3日目になんとか行ってきた。12時半くらいに新宿駅から新木場行きの電車の後方車両に乗ったら、吊革に掴まれる程度の混み具合だったので、楽にビックサイトまで行くことができた。
感覚としては夏より冬の方が混んでいたような気が。10年くらい前、遠巻きに眺める程度で一般参加したときよりも人増えてる気がする。サークル参加した頃冬コミが2日間だった頃は記憶があやふや。

マンガの同人誌はよくわからないのだけれども「評論・情報・その他」はマニアックな趣味のジャンルがわかりやすいので、つい気になった物を手にとって買ってしまい財布のひももゆるくなっているので危険。
冬コミの混雑ではゆっくりとブースを回れる感じでは無いので、欲しい本のサークルをピックアップして、欲しい優先順位を付けなければいけないくらい。

今回おもわず買ってしまったり回ったサークルさん。
事前にカタログでサークルチェックしておいたものの、現地の人の多さに疲れて回りきれなかった。
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・馬耳東風
疣(いぼ)と液体窒素と水泡の件
イボの治療で行った病院で液体窒素を使って取るはずが、巨大水疱になった医療過誤のお話。カラーの生々しい写真が症例写真ぽい感じで、こういう同人誌もあるんだなぁと。
生薬になるお花の本もあってすごかった。

・さーばらぶ。
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RaspberryPiでPBXを動かしてCiscoのIP電話が設置されていた。
12時すぎに行ったら、50枚のCD-R配布が完売していたところを、ブースのWin10タブレット、CD-Rドライブ、USBバッテリーを駆使して焼き増ししてくれた。新しい量産方法に驚き。
ビックサイトの携帯電話の電波状況もかなり良くなっているので、webカタログとか使えるわけで。
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・adiaryユーザ会
なべさんのところ。adiaryの展示をしていた。Let’sNote RZで展示していて、バッテリー長持ちな機械は良いなと思う。15123110

・それはなにかとたずねたら
「医事のお仕事7」電子カルテについての本を見つけてしまったので思わず購入。
面白かったのは購入時のペーパーにがあった病院食堂レポ。五反田のNTT関東病院のタニタ食堂について書いてあった。
次回はぜひ病院食堂本を。聖路加国際病院と国立がんセンターはながめが良かった記憶。

・評論貴族
「この杏仁豆腐がすごい!」杏仁豆腐の本があるのを知って見に行ったら、「このタルタルソースがすごい!」のサークルだった。
最初の数ページをみたら、杏仁豆腐の専門店があると書いてあって、場所をみたら花小金井で、自転車で行けるところなので、今度行ってみよう。

・DiGiこわら
「山手線甘味・和菓子の旅 東京~大崎編」を買ってしまった。
前回の夏コミC88で「山手線甘味・和菓子の旅2 五反田~新宿編」で恵比寿のたいやきソフトを食べに行ったりなど、都内を散歩するネタになったので、東京大崎編も買って見た。薄くて持ち歩きやすくて良い。

・SayuStudio サユスタジオ
「パスタと休日」
5・6巻とコラムの総集編、と9巻の新刊を買う。
一人暮らしのためのパスタレシピということで、思わず買ってしまった。
先日新宿のComic ZINで見かけてきになっていたような気もする。

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色々なサークルさんの本を見ると表現に工夫がされていたり、紙質にこっていたり、コピー誌でも紙やホチキス留めの場所などが参考になったり。くるみ製本までいけたら最高だな。

2016年最初の同人誌即売会は1/31のコミティアに行って、もう少しゆっくりと見てみようかと思って居る。

2015年の総括
 2015年の1月に勢い余って「文学フリマに参加」とか、半分冗談、半分本気で言っていた。色々な人に背中を押してもらったことがすごく大きな力になった。一人で店番しているとお昼も食べられないので、店番に協力してもらいなんとかコピー本にすることができた。題材については興味を持ってくれる人が想像以上に多くて「もっとちゃんと作らなくては」と思って居るので、インタビュー本を一度修正してまとめた方が良いか、新しいインタビューをどうするか2016年は少し方向性を考えないとダメかと。
 同人誌のイベントで色々なサークルの本を見るとこんな出し方や視点があるんだと思って、自分でも何かできるのではないか、ちょっと頑張ろうと思える。

▼入場規制がかかった頃のりんかい線国際展示場駅 ゆりかもめ有明駅から
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▼都バスの案内は「コミックシティ」になっていた
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▼りんかい線をあきらめてゆりかもめの市場前駅(築地市場が移転予定の場所)で降りて大江戸線 勝どき駅まで歩いたら疲れた。
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▼サークルリストは「宝の地図」と呼ばれるらしい
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マームとジプシー「書を捨てよ町へ出よう」を見てきた


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マームとジプシーの「書を捨てよ町へ出よう」という演劇を見てきた。

今年の夏に池袋芸術劇場で公演された2015年版の「cocoon」を見たときに涙するほどの衝撃を受けてしまったので、マームとジプシーの演劇は要チェックと思い、10月の時点でチケットを購入した。世間的にも注目の演劇集団だと思う。

 

「書を捨てよ町へ出よう」は夏の文庫フェアなどで見かけるタイトル、「寺山修司」という名前も見かけたことがあると言う程度の認識。
今回舞台を見る前の予備知識で原作を読んでおいた方が良いだろうと思って、図書館で借りてきて読んでみたが、途中で貸出期限を迎えてしまった。
日常エッセイのように感じたけれども、一言で言うと理解するには難しかった。

 

マームとジプシー版の「書を捨てよ町へ出よう」のチラシを見たときに、NHKのラジオに出演していた有名な歌人の穂村弘さんが登場すること、2015年時の人又吉直樹さんも関わっているということで引かれる素材はたくさんあった。

感想は一言で言うと
「天才の考えていることはよくわからない」
「現代芸術すごすぎてわからない」

「cocoon」が戦争を題材にしている分わかりやすい。

舞台上に工事現場の足場(イントレと言うらしい)が積まれていて、上演中に足場の組み立て、組み替え、移動があり、3段もあるので、結構な高さ。この足場の上で役者さんがお芝居をしたりして、見慣れるまでちょっと恐いくらいだった。2015年版の「cocoon」で木枠で家を作るのもすごいと思って居たのに、鉄の足場が登場して組み上がっていくのは「へっ!!!」という感じ。

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以下見終わった後に一人でざっと書き出したこと(一部ネタバレ)
・トンネルで使われているオレンジ色のナトリウムランプ。明るくなるまでに2分くらいかかるので、舞台では使われてこなかったんだって。ナトリウムランプだとセピア色になるという説明がされたけど、本当に舞台上のものセピア色に見えてびっくりした。→ナトリウムランプの演色性
・工事現場の足場の組み立て、組み替えが精密ですごい。
・青柳いづみさん、cocoonに続きやられてしまうシーンがあるけど、舞台ってこういうものなのだろうか?
青柳さんの体の柔らかさ。ふにゃりとしているように見える。どこか人形のような気もする。
→パンフレットでは「自分は部品だと思っているので」と書いてある。
・尾野島慎太郎さんの狂っている感がcocoonに引き続き狂っているように見える。
・ボクシングの実況シーンでは滑舌よく、聞き取りやすい
・マイクが耳の真横あたりに仕込んであるので、マイクがどこにあるのか気づくまでに時間がかかった。
前列だったので、マイクを通した音響効果がどんな感じになっていたのかはわからなかった。
役者の直接の声とマイクを通した声を演出で使い分けているのはわかった。
・チャプターは10まであった。
・穗村さんは棒パンを手を使わずにたべている(穂村さんは菓子パンを布団の中で食べてるイメージがある)
・会議室を仕切る可動式パーティションのようなスクリーンがありスクリーン移動の精密さがすごい。プロジェクターの投影位置にぴったり当てはまっていた。
・「書を捨て街へ出よう」事前に読んでいたが、抽象的な感じの作品を舞台化する演出家藤田さんのすごさ。
・cocoonはメッセージ性が強かったけれども、「書を捨て街へ出よう」の方がマームとジプシーらしい舞台なのかもしれない。
・冒頭、眼球を解剖するというシーン。ビデオカメラを使って手元を撮したり、舞台上手から下手を撮したり、演出が今回も所々にあった。今の演劇ではプロジェクターを使った演出はあたりまえのようにあるのかも。
・上演時間13時数分すぎから15時10分くらいまでだったか?

録画番組の消化


先日みかげさんのところへ行って、珍しくお酒とピザなどを食べながら、録画した番組を消化した。

↓こんな感じで一見すると「ウェーイ」と見せかけて録画した番組の消化会になった。

久しぶりのピザ

さえきさん(@saekidog)が投稿した写真 –

公開停止、ディスクに未収録のため、伝説になるという話題の「おそ松さん1話」、なんとなく「ゆるゆり3期」をダラダラと見ていた。
 年末年始、実家にも帰らず、自宅でのんびり休養する人達でみんなで集まって、録画番組の消化をすると良いかと思う。今から見たい番組リストを作っておくのも面白いかも。

NHKでやっていたドキュメント「庵野さんと僕らの向こう見ずな挑戦 日本アニメ(ーター)見本市」を見ていた。

色々なアニメーション制作する人の熱量がすごい。
↓これを作った人の続編の制作過程があったり。
ME!ME!ME! – 日本アニメ(ーター)見本市(公開終了)

アジカンの「或街の群青」が所々BGMで流れていた。

ドキュメント面白いなぁ。