月別アーカイブ: 2014年10月

博物館で野外シネマ@東京国立博物館


博物館で野外シネマ
スクリーン

東京国立博物館で「博物館で野外シネマ」というイベントがあった。

 仕事を18時に切り上げて、上野の東京国立博物館で時かけの細田監督のトークショーがあるということで「会社帰りにちょっと寄っていこう」程度の気分で上野まで行ったものの想像を以上に混んでいてびっくり。みんなどこで知ったんだろう?

博物館で野外シネマ フライヤー

twitterでは3000人くらいは居たのではないかという話が上がっていたけど、用意された800席は満席でスクリーンの見える芝生で座って見たり、上映開始後も入場できず、入場待ちしながら見ている人もかなり居た。
上映開始前

トークショー
 なんとか18:30~19:00のトークショーには途中から入ることができたけれども、入るのに精一杯で、
トークショーの中身をあまり覚えていないが、映画館だけではなく、屋外でいつもと違う感じで見るのも良いという話をしていた気がする。
 トークショーだけ見て帰ろうと思っていたが、本編を見始めたら、途中から抜けるのがもったいないような気がしてきて、結局最後まで後方で立ち見して見てしまった。エンディングまで終わった後に自然と拍手が出てきて終了。

 21時頃に上映が終了した後は、22時まで博物館が開館しているということで、博物館を見ていく人が結構居た。国立博物館初めて入ったけど、すごい賑やかな感じだった。
魔女おばさんのシーン
正面の大きな階段は映画の中でも出てくるシーン。ついさっきスクリーンに映っていた映画の本物を見られるってすごい贅沢なことじゃないですか。展示室も映画と同じような展示ケースがたくさん並んでいて「おおー さっきまで見ていた時かけの世界だ!」って感じがした。
「魔女おばさん」の仕事と思われる絵の修復に関する説明パネルもあり、映画上映後も結構楽しかった。
絵の修復

2014年国立感染症研究所 一般公開に行ってきた


年に一回ある国立感染症研究所(戸山庁舎)の一般公開が今日だったのを聖路加の堀先生のツイートで知ったので行ってきた。(家から近くにあるのは知っていた)
感染症研究所の一般公開を知ってから6年くらい経っていて一度行ってみたいと思っていたけどタイミングが合わなかった。
twitterでこの写真見て「行かねば!」と思うあたり、「えっ?キモッ」と思われてしまうかも…。

アニーって何かと思ったら、アニサキスという魚に居る寄生虫のことらしい。感染研の説明員の方の話では、魚に居るときは丸まって動かないけど、展示では生理食塩水に浸して居心地の良い環境にしてあげると良く動く。

研究所の公開だけれども、扱っている物が危険な物なので、セキュリティが結構頑丈。
国立感染症研究所一般公開
独立行政法人 国立健康・栄養研究所の看板ははがれ落ちているけど、現役の施設みたいです。

最初に「手洗い実験」のコーナーがあって、「スペクトロプロ」というUVランプで光るハンドクリームのようなものを手に塗った後に、お手洗いへ行って液体石けんなどを使って、手洗いをしてどのくらいクリームが残っているかをUVランプで確認する実験。
手洗い実験なので、念入りに洗ったつもりでも蛍光クリームが残っていて、専用のハンドソープでないと落ちなかった。指先の爪の部分は無理だった。
手洗い実験

空気中をただよっている粒子を計測する機械で安全キャビネット内をただよう物質はオールゼロ。
化学の実験で使うドラフトチェンバーは室内が陰圧になっているけど、安全キャビネットはHEPAフィルタでゆっくり吹き出る空気をきれいにしているとのこと。
空気が出ている様子をドライアイスで見せてくれた。
安全キャビネット

ワクチンと血液製剤
インフルエンザワクチンの充填された注射器が流通しているらしい。
ワクチンや血液製剤に貼ってある、国立感染症研究所の封印のテープは廃止の方向で現在移行期間中。
検定合格はwebから確認できる→国家検定情報
ワクチン・血液製剤

サナダムシの正式名称は日本海裂頭条虫(にほんかいれっとうじょうちゅう)というらしく、長いものは10mにもなるそうで、宿主と思われる女性と一緒に写っている写真が展示されていた。(インパクト大)
 生食のサケなどからうつるみたいで、冷凍サーモンなどは大丈夫らしい。
寄生虫

動いている寄生虫を動画に撮ったのでYoutubeにUP苦手な方は再生しない方が良い。

デング熱で話題になったヒトスジシマカやボウフラ
ヒトスジシマカ

他にもマイクロピペットや実験道具など多数展示されていたり、サイエンストーク、講演会、ラボ見学ツアーなど色々と面白い企画をやっていた。たぶん5回くらいは行かないと満足できないくらい色々なものがあった。
子供から大人まで楽しめる。一人で行っても楽しい。