先日「お父さん娘さんを私に下さい!」というベタなセリフをおそらく人生で初めて言った。
インプロゲームという即興劇のワークショップの中の出来事だけど。
インプロ=ンプロヴィゼーション=即興のことらしい
もう2週間くらい前にサトシさんが池袋で「インプロ日和」というインプロを使ったワークショップをやるということで、なんとなく気が向いたので金曜日の会社帰りに行ってきた。
今年初のワークショップだったけれども、即興で何かやるというのはいつも苦手。
アイスブレイクである「Yes andなんとか」みたいなゲームも次に言う単語が思い浮かばず、次に何を言おうか悩んで止まることが多いので苦手意識が強い。
今回の参加者は5人。
・ワンワード
円になって、一人思い浮かんだワンフレーズを発して、次の人がさらに新しいフレーズをつなげて物語を作っていく「ワンワード」というものをやった。
ベタな展開が好まれることがあるらしく、登場人物がオノで切りつけられたりするが、死んでしまっても物語を次の人に託すことで、生き返ったり、新しい物語が作られたりするらしい。
・ペーパーズ
始める前に付箋紙にキーワードを書いてセリフに詰まったり、展開を変えたいときに紙を引いて、中に書いてあるキーワードを利用して物語を展開する。
私が会社帰りでスーツを着ていたということで「初めてお父さんに会う」という場面設定にしましょう。
ということで、演者3人、観客2人でやることになった。
演技をするなんて初めての経験なので、何をやったらよいのか勝手がわからず、あたふたしながらまずは紙を引いてみると「イスラム」と書いてあり「????」この単語を引いた瞬間正座していた足がピョンと跳びはねたような気がする。
サトシ「君は仕事は何をしているのかい?」
さえき「(笑いをこらえながら)イスラムで通訳をやっています」
サトシ「そうなのか!」
キューさん「お父さん私も初めて知った!」
などという展開の中で「お父さん、娘さんを私に下さい」というセリフを言ったのだが、本番の時にはもっと上手く話せるようにしないとまずいな。